アンジーとカナ

ACTIVITY誰にでもある危険!愛犬や愛猫が逃げ出さないよう注意しましょう

昨年逃げ出したアンジーは随分穏やかになりました

 マザールーフには2頭の白い母娘のミックス犬がいます。一昨年、時期は違いますが同じ施設から引き取った雌犬です。
サイズは13kgの母親と10kgの娘です。1歳違いなので母娘といってもそんな感じに思っていないようです。
大勢の中で一緒にいたので特別な感情はないようです。

アンジー

マザールーフに最初にやってきたのは母親のアンジーでした。
この子は感情の起伏がなく表情を顔に表すタイプではありませんでした。おとなしくて手のかからない子でした。
しかし、感情を表さないので気持ちを読み取るのが難しい子でした。
問題は雨風音と雷を異常に怖がり、震えたり走り回ったりすることがあるので、注意が必要だということでした。

カナ
次に引き取ったのはアンジーより小柄な娘のカナでした。
カナはおっとりした子で全然手のかからない子です。
特別に母娘でべったりするということもなくお互いを尊重する関係です。

注意することは散歩中に逃がさないということだけです。

1年半経った今でも胴輪と首輪の2本のリードで散歩に行きます。
2頭が育ったのは山の中で、広い敷地の中で自由に育っていました。

散歩は街の中で自動車が走っている道を通って公園まで行くので、逃がしたらどこに走っていくかわからないという危険があるからです。
呼びは聞くかもしれませんが、リードが外れると車の音などの騒音の恐怖で突然走り出して、自分がどこを走っているのかわからないパニックになってしまうからです。

アンジーとカナ

 もう1年前になりますが、その日は福岡は大雨で大きな雷が鳴っていました。アンジーは震えてパニックになっていました。
急に飛び出さないように玄関の前に柵を設置していますが、その時はアクシデントが重なりました。
配達の方が来られたので急いで出ようと柵を開けた時、配達の方がドアを開け、その2ヵ所のドアが開くのが重なった隙にアンジーが部屋から飛び出しました。
階段を下りていく後ろから追いかけ、道路に出た後を走って追いかけましたが、犬の速さにはかないませんでした。
スタッフ全員とボランティアの方々、多くの情報をくださった方々のおかげで、1ヵ月以上かかりましたが保護することができました。
本当にその時の気持ち、感謝は忘れることができません。
いなくなった時の恐怖と苦悩は体験したものにしかわからないと思います。

もちろん20年以上動物たちと関わっている間に、散歩中に胴輪抜けして走っていなくなったり、ドアを開けた隙に走り出していなくなったことなどいろいろありました。
そんな時の心配や心の葛藤は今でも忘れられません。
おかげさまで、その時は見つけていただいたり、探し出したりしましたが、あの時の気持ちは本当に今でも怖いです。
そんな危険は誰にでも起こりうることでもあります。

うちは大丈夫ということはありません。どんな犬・猫でも逃げ出す可能性があるので気を付けるようにしましょう!



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