チェリー入院

ACTIVITYチェリー闘病記録2023年春 〜 後編 〜

2日後、またお腹が膨れている!大慌てで夜間動物病院へ急行しました

病院でガスを抜いたので大丈夫だと思いながら、ガスコンでゲップも出ていると安心していました。
元気になるためにも、屋上で日光浴をさせて歩く練習をさせて「元気になろうね、看病するから大丈夫」などと声掛けをしていました。「元気になったから安心ね」と、ご飯を食べさせたりしていました。

チェリー屋上

前日にかかりつけの動物病院でガスコンを処方してもらっていたので(ネットで同じような病状の犬を飼っていた人がガスコンは効果があったとコメントしてあったので使用してみることにしました)ご飯を食べた後、ゲップが出ていたので喜んでいたんですが、突然夜にお腹が膨らんでいるような気がしました。
「まだ2日しか経っていないのに」とスタッフと話していると、みるみるうちにお腹が膨らんできました。
驚くスピードでガスが溜まり始めました。大慌てで夜間動物病へ急行しました。

もちろん連絡をしていたので、看護師さんにすぐ対応していただきましたが、その時の第一声が、獣医師に向かって「パンパンです」でした。私たちはドキドキでした。確かに膨らんでいましたが「そんなに膨らんでいるのか?」と思っていたのですが、車での移動でさらに膨れていたのです。

本当に緊急を要することだったようで、すぐにガスを抜く処置をしていただきました。
その時、獣医師から言われたのは「気絶しています」ということでした。
【どんなにきつかっただろう】と可哀そうでたまりませんでした。

その日は夜中の2時以降まで点滴をすることになりました。
入院させて、点滴が終わるころに迎えに行きました。

そして翌日、かかりつけの動物病院へ行きました。
1週間のうちに何度もガスを抜くことになり、後一歩遅かったら死んでいたということが続いているので、本人にも負担になっていることは間違いありません。胃にガスが溜まるのは本当に一瞬でした。何時どうなってもおかしくない状態です。

何がベストなのか分からない状態ですが、胃瘻にしてガスが抜けるようにする手術をすることにしました。もちろんリスクはあります。

しかし、自分たちでガスを抜くことができるので、チェリーの負担も減ると考えました。手術は無事に成功しました。後は合併症が起こらないようにすることでした。
その夜は安心してチェリーと一緒にいました。
これからもっと看病を頑張って、リハビリをして歩けるようにしようと皆で喜びあいました。

 

手術をした2日後に熱があるようでした。また動物病院へ行くことに!

チェリー病院へ

お腹は自分たちでガスを抜けるので、心配せずに見守っていました。
チェリーも穏やかな顔していたのでみんな安心していましたが、それも束の間でした。
突然、熱があるんじゃないかと思える状態になりました。
熱を測ると高熱に!

慌てて動物病院へ行きましたが入院することになりました。
どうして急変したのか分からないのですが、心臓がペチャンコになっているので、血圧を上げて回復させる治療をしてもらいました。血圧がなかなか上がらないのでドキドキしながら見守っていました。
血圧が上がる治療なので【数値は高くなるけど安定せずに下がってしまう】を繰り返しました。私たちは画面を食い入るように見ていました。
点滴にさまざまな薬を投入して、2時間くらいしたら安定してきましたが、しばらく入院することになりました。できる治療を全部していただいたら安定してきました。

毎日面会に行きました。
最初は目が定まらない感じでしたが、声をかけていると目がキラッと安定し私たちを認識しました。「チェリーちゃん、チェリーちゃん、元気になったら帰ろうね」と言いながら頭を撫でたりしてその日は帰りました。

チェリー入院

先生から「あと2日くらいしたら家に連れて帰っていいですよ」と言っていただいたので、元気になると思って、また翌日も面会に行きました。
今度はワンと鳴いてくれたので元気になったと安心していましたが、翌日亡くなりました。

やっぱり高齢だったので内臓が老化していたのかもしれないと思いました。
胃拡張でガスが何故溜まるのかはまだ原因がわかっていないらしいのです。

しかし、かかわってくださった獣医師の方々には本当に良くしていただいたと思いました。それぞれの先生が心配し、その時できる治療をしていただきました。

チェリーも幸せだったと思います。思えば、心臓が悪くなって2年、甲状腺が悪くなって6年、腎臓が悪くなって2年。1週間に1~2回点滴に通い、様々なサプリを飲んでご飯を食べさせていました。
脾臓の癌で兄妹3匹全員が摘出手術をしましたが、最後まで生きていてくれたのがチェリーでした。最後は穏やかな顔で、生きている時と同じ顔をしていました。

3兄妹

お腹にガスが溜まり胃捻転になるかもと危惧しながらでしたが、最後まで私たちに看病をさせてくれて幸せな時間を与えてくれたチェリーに「ありがとう」を皆で言いながら見送りました。
15歳でした。マザールーフに来たのは生後3カ月の時でした。長い時間を一緒に過ごしたので今は本当に寂しいですが、楽しかった思い出だけが残っています。

*数カ月の間に、胃拡張のガス抜きのために開いてる病院へ飛び込みで何回も行って、夜間動物病院へも3~4回行き、最後は胃ろうの手術もして大変でしたが、看取ることができました。犬も人間も幸せな時間だったことは間違いありません。

チェリー斎場
チェリー斎場

 

 

 


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