ACTIVITYペットロスになる気持ちが分かった気がします

この子がいなくなる?どうなるのかな?と不安が・・・

大人になって犬と生活をするようになって30年が経ちました。
姉の家から3ヶ月のフラットコーテッドレトリバーがやって来たのが始まりです。
それから半年たって友人から「1頭で飼うより2頭の方が犬にも良いんだよと」と言われて2頭になり、
毎日散歩をするうちに公園に犬がいて捨てられているという現実を知り、
次から次へと会社に連れて帰ったり、家に連れて帰ったりしていたら、
あっという間に37頭になっていました。

その間にも新しい犬を保護したり里親さんの家に迎え入れてもらったりしましたが、
毎日スタッフ全員で朝と夕方に散歩をして、仕事と犬たちの世話で大忙しでした。

保護犬なのでいろんな犬がいて、おとなしい犬がほとんどでしたが扱いに苦労した犬もいて、様々な経験をしました。
保護犬の中で、保護した時に高齢で認知症だったアイちゃんが最初にマザールーフで亡くなった犬だった思います。
子犬から保護した犬もいたので30数年の間の10年くらいはまだみんな元気でしたが、
だんだん1頭、1頭と高齢になって病気で亡くなっていき、最後に残っていたのが8月4日に亡くなったベリーでした。

赤いコートが似合う元気な頃のベリーです。

今年の春くらいから少しずつ歩く時にヨロッとするようになり「後ろ脚が弱くなったなー」と思ったりしている間に、
急性の病気で入院したりして、元気印だったベリーがどんどん弱くなり「高齢になったなー」と実感するようになりました。

介護と看病をしている時「この子がいなくなったらどうなるのかな?」と不安感を抱くようになりました。

意識が朦朧とするようになって、看病をしている時は良いんですが、ちょっと時間ができたりした時に「ペットロスってこんな気持ちが続いて不安感が広がるのかな?」と思うようになりました。
もちろんマザールーフには猫もたくさんいるし、2年前に来たアンジーとカナもいます。

でも16年以上も一緒にいたベリーは私の暮らしの中の一部になって、ずっと一緒に生活をしていたので、いなくなることへの不安感が突然湧いてきたのかもしれません。

ペットロスになるかもしれないと思っていた時に、急遽ラブラドールを2頭引き取ることになりました。
8月5日に行くことになりましたが、その時はまだベリーの看病をしていたので迎えに行けるか不安に思っていました。
「もし引き取りに行っている間にベリーが危篤になったら?」など考えていましたが、前日の3時半過ぎに亡くなり、一日は一緒にいることができたので、翌日迎えに行くことができました。

30kg超えの大きい犬は久しぶりなので扱いが大変で、室内で飼われたことがないのでどんな状態になるのかも不安で、ベリーがいなくなったことを忘れてしまうくらい大変でした。
寂しいと思う間もなく2頭の大型犬に振り回されていたので、ベリーのことは思い出したりしましたが寂しさがまぎれてペットロスに陥ることがなかったんだと実感しています。

長い間家族の一員として一緒にいたペットがいなくなると寂しさと悲しみが深くなりペットロスに陥るんだと思いました。

その悲しみを乗り越えるには人それぞれの越え方があると思いますが、その日を迎える前に何かを見つけておけば良いかなと思いました。

【誰にでもペットロスはやってくるかもしれない】ということを実感した今回の別れでした。

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