保護した猫達

NEWS生後5カ月くらいの仔猫2匹の捕獲大作戦の顛末

まだ5カ月くらいの仔猫を見つけたので、ご飯をあげていたらお腹が大きい感じがして・・・

まだ生後5カ月くらいの仔猫(グレーと黒)が2匹いたので、ご飯をあげながら慣れさせて捕獲しようと思っていました。
グレーの仔猫のお腹がなんだかたっぷりしていることに気が付きましたが、太ったのかなと思いながら、捕獲をして避妊をしようとタイミングを狙っていました。

2カ月くらい経ったある日、もしかして妊娠していてお腹が大きいんじゃないか?と思いました。
お腹が大きくても捕獲して自宅で産ませるのが良いのか?外で産ませて子育てしてもらって仔猫と一緒に捕獲するのが良いのか?と悩んでいたら、その日の夜はご飯を食べに来なかったのです。
もう1匹の黒の仔猫と三毛猫たちはご飯を食べに来ました。
「赤ちゃんを産んだんだ」と直感が走りました。
「赤ちゃんともども保護しないと雨が降ったりしたら大変だ」と、捕獲してくれるボランティアさんと翌日捕獲することになりました。
出てくるかと心配しましたが、いつもの時間に行ったら私の声に反応したようで、黒い仔猫がやって来たので捕獲しました。
次にグレーの仔猫も出てきました。
お腹が少し小さくなっているように見えたので、赤ちゃんを産んでいると思いました。
赤ちゃんを見つけてからじゃないと母猫の捕獲は無理なので、どうしようと思っていると赤ちゃん猫の鳴き声がしました。
お母さん猫が急いで帰って行って見失いましたが、大体のところは分かったので探していると、お母さん猫がまた出てきました。
出てきたところを見ていたので、そこを探してもらったら赤ちゃん猫がいました。
2匹です。
赤ちゃん猫を保護したのでお母さん猫を捕獲しないといけません。
そう話しているとお母さん猫が捕獲器に入ってくれました。
そうしたらもう1匹、この辺りにいつもいる白茶の猫が来たので、捕獲して去勢をしてリリースすることにしました。

白茶の猫

やっぱり勘が当たりました。
生まれて1日しか経っていない、目も開いていない2匹の赤ちゃん猫は、お母さん猫に育ててもらわないといけないので、これからどうしたらいいのかと不安でいっぱいになりました。
お母さんにもご飯をたくさん食べてお乳を飲ませてもらわないといけないので、一緒に捕獲をしてくださったボランティアの方にいろいろ教えてもらいながら、ケージで部屋を作って、赤ちゃんが低体温にならないように暖かい寝床を用意しました。
「今日は緊張しているけど、育児放棄をしないようにするのが大切ですよ」とアドバイスをいただき、風邪をひかないように、そしてお母さんがお乳を飲ませやすいようにと考えて部屋を作ってご飯と水を置きました。
とりあえず今夜を乗り越えることが大切だと言われました。
「死んだらどうしよう」とドキドキしながら朝を迎えました。
ご飯と水を持って猫の部屋に行きました。
お母さんが抱っこして寝ていました。
生きているのを確認でき安堵です。
本当に手のひらに乗る大きさで、目も開いていないしどうすればいいのかと考えながら、お母さんに高栄養のご飯を食べさせるのが良いだろうとa/d缶を食べさせることにしました。
お昼に見に行くと、ご飯を少し食べていました。
赤ちゃん猫は殆ど鳴くことはありませんでした。
お母さん猫は私が赤ちゃんを手のひらにのせても威嚇もしません。
本当におとなしい猫です。

保護した猫達

翌日、捕獲した2匹を去勢と避妊の手術に連れて行きました。
白茶のオス猫は夜にリリースしましたが、避妊をした黒猫はまだ7カ月くらいだったので、すぐにリリースしないことにしました。
黒猫は小さいのですが、威嚇しながらご飯をガツガツ食べます。
地域猫としてリリースするか、人に慣れたら里親を探すか、傷が治るまでの間、どうするかを考えることにしました。

赤ちゃん猫

赤ちゃん猫たちは4月30日生まれです。
まだ目は開いていませんが、最初の日から比べると10日経ったので少し大きくなったようです。
ミャーミャーとたまに鳴きますが、動き回ったりお乳を飲んだりして後はよく寝ています。
まだまだ気は抜けませんが、目が開いて2カ月くらい経ったら里親さんを探して、優しい家族の一員になったらいいなと思っています。
しかし、手のひらサイズの赤ちゃんは育つのかドキドキです。

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