15歳トイプー

NEWS「15歳の高齢犬」 里親探しを手伝って友人に引き取ってもらいました

先日、とある機関から高齢の方から「飼っていたトイプードルを病気で飼えなくなったので里親さんがいないか」と相談されているとマザールーフに連絡があり「なんとかできないでしょうか」とお話しがありました。
その犬は15歳で腎臓病(高齢によるもの)や白内障、歯は歯石などで病気の問題がありました。
話を聞いた時、「高齢犬を引き取ってくださるのは難しい」と答えました。私の経験では一度も引き取ってもらったことはありませんでした。

しかし飼い主の方は病気の発症もあり施設に入ることになっているとのこと、「出来るだけ努力はしますが無理だと思う」と答えていましたが、その時ひらめきました。
私(代表)の友人のことを思い出しました。その方は以前15歳で白内障で目が全然見えてない病気だらけのトイプードルを里親として受け入れた友人でした。
その時もこのトイプードルを見て引き取ってくれたということに驚き感動しましたが、その子が亡くなったということも聞いていましたし、また別の保護犬を引き取っているのも知っていましたが、彼女なら受け入れてくれる可能性が高いと連絡を取ってみました。
状況を話してお願いしたら、一度連れてきて会ってみて決めましょう。引取ることは可能だとの返事。しかし先住犬もいるし、大声で鳴かれて近所のこともあり無理だと思うとのことでした。それでも前向きに考えてくれるとのことでした。
飼い主さんと日時を合わせて一緒に付き添ってトイプードルを連れていきました。
1週間経ちましたが、いい感じになっていると迎え入れていただくことになりました。
現在トライアル中ですが、おかげさまで散歩も先住犬たちと仲良くできているし、あまり鳴かないし、ご飯もたっぷり食べるし、寝るしいい状態のようです。
このまま何ごともなければ上手くいくようです。

元の飼い主さんと娘さんも奇跡のようなことだと思っていますと感謝をしてありました。
こんな嬉しいお手伝いが出来て本当に良かったと実感しています。

しかし、こんなに上手くいくことは奇跡に近いことですので、マザールーフでも驚いていますが、幸せのお手伝いができたことは本当にうれしいことでした。
引き取っていただいた私の友人と犬達の幸福を願ってやみません。

<補足>里親さんを探しにも時間、労力がいります。引き取っていただいた友人は善意で引き取ってくれました。なかなかできることではないと思います。マザールーフも友人もすべて犬のために無償で行っています。
近年、保護犬・保護猫ビジネスというものが存在していることを耳にすることがありますのであえて記載いたしました。マザールーフも相談を受けるたびに時間、労力、経費もかかりますが力になれることがあったらという気持ちで行っています。

15歳トイプー

▲友人に引き取ってもらったトイプードル。先住犬と一緒にお散歩できています。

特定非営利活動法人マザールーフ