TROUBLE「動物を預かってほしい、保護してほしい」という相談を受ける
困っていると相談の電話がありました。できれば引き取ってほしい・・・
「おじいさんが亡くなって、飼っていた2匹の犬が飼えなくなっているのでどうすればいいのか?」と相談の電話がありました。
できれば引き取ってほしいとの事でした。
その人は行政の方で、困っている人を助けるという課の人でした。
できれば引き取ってほしいと言われても困るし、
その2匹の犬たちの情報がわからないとどうしようもないといったら、自分もよく知らないということでした。
動物を預かってほしい、保護してほしいという希望をするのであれば
① 性別
② 年齢
③ 犬種
④ サイズ(体重や大きさ)
⑤ ワクチンを接種していること
⑥ ノミダニ駆除をしていること
⑦ 健康状態
⑧ 性格(おとなしいとか問題行動があるかなしか・・・)
などの情報がわからないと相談は受け付けられないのです。
個人で預かってくれる人でも、これくらいの情報がないと預かれないし、
ましてや動物がたくさんいる保護団体の場合は必ず必要な情報です。
例えば、ノミダニ駆除をしていないと、団体は殆どが多頭で飼っているので他の犬に移るからです。
雄か雌かという情報は、一緒に置く場所を決めるのに必要なのです。
連絡をしてきた方は、「自分は見ていないので全くわかりません」ということでした。
動物を保護している様々な団体に電話をしたそうですが、どこも断られたと言われました。
それはそうだと思います。
どこもたくさんの動物を保護していると思うので、簡単に受け入れられないというのが現実なのです。
みんな預かってあげたいという気持ちはいっぱいだと思いますが、手一杯で活動してるのです。
そこに2匹の追加は大変です。体重が16kgもある犬は大きいのです。
ましてや6歳だと元気いっぱいで、散歩も長めに行かないといけないのです。
気持ちと現実に挟まれた辛い気持ちになったりします。
「まずは病院へ行って、ワクチンとノミダニ駆除、健康診断をしてもらってください」と伝えたら、わかりましたということでした。
その後どうなったのかと心配していますが、連絡がありません。
ダメだと思われて、他を当たられたのかもしれません。
2匹の犬の命を守ってくださるところが見つかったんだと思っていますが、
困って引き取ってもらいたいと思うなら、上記のことはきちんと説明できるようにしておくことが必要です。