
ACTIVITY高齢犬ベリー16歳の急性腎不全の回復日記
症状を早めに見つけることで腎臓も回復できます
元気印のベリーも今年で16歳になりました。いろいろ病気もしましたが、いつも病院で助けていただいていました。
しかしベリーも高齢になってきたので、内臓も高齢化しているので老化が起こっているのは間違いないと思い、毎年12月に健康診断をしています。
血液検査と画像診断で健康状態をチェックしています。
そう思っていたベリーの異変に気が付いたのは症状が出て2日目です。
それは多飲多尿でした。
①最初は排尿をよくするなということでした。多飲については初日は気が付いていませんでした。
多尿について散歩から帰ってきてご飯を食べて少ししたら排尿を室内でしていたのです。
今までは朝の散歩、お昼にすることもあったりで、夕方の散歩に夜の排尿でした。それが室内で、何回も排尿をするのです。
②多尿に気がついても高齢になったからかな?と思っていました。
③2日目によく水を飲むな…と思いました。お水を何回も飲んでいるなと思い始めました。
お水を飲むので排尿の回数が増えたのかな?くらいでした。
④水を飲む回数が多いと排尿の回数が異常だと気が付きました。いつもと違うのです。
高齢になったから排尿の回数は少しは増えるかもしれないけど、回数の多さが普通ではないと感じたことと、水を飲む回数が多いと実感しました。
少しくらい増えたなら気が付かなかったかもしれませんが、回数が多いと実感するくらい多飲多尿になっていました。
夜ベッドで排尿をしていることもありました。この時は本当に高齢になったからだと思ってしまいましたが違っていたのです。
⑤動物病院へ行って検査をしてもらいました。腎臓の血液検査とエコー検査で腎臓を診てもらいました。
結果は驚くくらい腎臓の数値が高くなっていました。しかし結石はありませんでした。
急性腎不全の治療を開始しました。
ベリーの場合体重が8.4キロでした。これは以前より痩せています。先生はこれも危惧されました。
腎臓が悪くなると痩せていくのです。危険かもしれないと先生と共有しました。
治療のスタートは
①200mlの点滴を一日おきに1週間始めました。
ご飯も腎臓食にしました。
②血液検査の結果数値が1週間前より高くなっていました。
体重も100グラム減っています。先生がこれは危険かもしれないと顔が強張っていました。
私も血液検査の結果を見て数値の高さに驚愕です。
点滴をすると少しは数値が減少するのがいつもでした。本当に危険かも?とドキドキしました。
③次の週から毎日1週間150mlの点滴を始めました。
1週間後にほんの少し数値が下がっていました。
改善の兆しが見えたので少しですが安心しました。
しかし腎臓の数値としてはまだ高い状態です。
④あと1週間点滴を毎日150ml続けてみることになりました。
結果、随分数値が下がりました。しかし正常値にはまだ高い状態です。
先生は「これで精いっぱいかもしれません。でも下がったのでこれを維持していけばまだいいと思われます」との見解でした。
ベリーの場合貧血が出ていないので良かったです。大量の点滴を続ければ貧血になる場合があります。
貧血がひどくなれば輸血が必要になります。貧血になると危険なのです。
⑤点滴を一日おきに150ml続けることになりました。
2週間後に血液検査を行いました。これがビックリするくらい数値が下がっていました。
もちろん正常よりは少し高い状態ですが改善していました。安心の状態の数値です。体重も減っていません。
本当に良かったと思いました。高齢犬が腎臓病になるのは良くあることです。
しかしこれが老化で危険な状態になることの第一歩です。本当に心配しました。
発見が早くて対処が良かったと思っています。獣医師の判断に感謝をしています。
⑥腎臓の数値が改善しているので点滴をどこまで続けるのかということになります。
2日おきに点滴を100~150mlしていくことにしました。今度は2週間後に血液検査をする予定です。
腎臓が悪くなると本当に危険です。出来るだけ早く見つけることと治療法をどうするかです。
今回のベリーの治療法は結果として回復することができましたが、これがすべてに当てはまるとは限りません。
しかし今回良かったと思われるのは症状に疑問をもち早めに病院へ行ったことです。
高齢になると半年に1回健康診断をしていても緊急に悪化することが出てくると思います。
大切なのは、いつもと違うに気が付くことです。
私でも2日間は見過ごし高齢になってきたので、夜排尿をベッドでしてしまうようになったと思ってしまったのです。
これをあと数日放置していたら改善は難しかったかもしれません。
腎臓病になってしまって命を落とすことになった可能性も高いと思いました。
飼い主の見守りこそ高齢犬の命を少しでも長くすることになるかもしれないと実感しました。
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