ACTIVITY代表者からのメッセージ
誕生から20数年。命を救い、社会を救う「新たなスタート」を、今、皆様と共に。

マザールーフを誕生させて20年以上がたちます。
20年以上、九州・福岡を拠点に殺処分される犬たちの命を守りたいという強い思いと、捨て犬を人の役に立つセラピードッグとして活躍させたいという信念からスタートし活動してきました。
海外の事例を参考に、人と動物の共生社会を目指し、啓蒙活動、トレーニング環境づくり、そして何よりも命を救うために邁進してきました。
海外で活躍しているセラピードッグを知り捨てられる命も人の役に立つことができると人と動物の共生社会を目指し、捨て犬を活躍させられるよう犬たちのトレーニングの環境づくり、セラピードッグの啓蒙活動にも力を入れ、そしてもちろん命を救うためにと邁進してきました。
おかげさまで、各県の取り組みもあり、犬の殺処分数は大きく減少しました。
セラピードッグの認知も広がり、捨てられた子たちが活躍する事例も増えています。
しかし、保護が必要な犬猫は今も多く、特に猫の問題が深刻化し、地域猫活動も活発化しています。
マザールーフにも、高齢や病気の子の保護、引き取りの相談が絶えません。
【現状の課題と切実な資金の必要性】
そして、この20年以上の活動で、私たちは新たな課題に直面しています。
それは、救った命を守り続けるための「資金のひっ迫」です。今でも保護犬猫の7割が治療や看護が必要な状態でその日々の医療費、そして専門的なケアを担うスタッフの人件費が、活動の継続を阻む大きな壁となっています。
そこで私たちは、この危機を乗り越え、20年以上の経験を活かすため、新たなスタートを切ります。
【未来のビジョン:セラピードッグ・キャット施設構想】
私たちが目指すのは、捨て犬・捨て猫の命を輝かせ、生かせる「セラピードッグ・キャットのいる複合施設」の実現です。
この施設は、動物たちの命を救う場所であると同時に、社会が抱える3つの課題を解消する「社会還元」の拠点となります。

1. 子どもの心のケア: 不登校などの問題を持つ子どもたちが、犬猫の癒やしで心身を回復し、学びを体験できる場。
2. 大人のストレス解消: ハラスメントやストレスを抱える大人たちが、セラピードッグ・キャットとの触れ合いで心を癒すことができる場所。
3. 動物医療の支援: 飼い主さんの悩みを解消し、保護犬猫や地域猫のサポートも行う動物病院を併設した、地域の福祉に貢献できる拠点。
動物たち、子どもたち、そして社会で疲れている大人たちが助け合いながら元気になる場所づくりこそが、私たちの新たなチャレンジです。
この壮大な「命を救い、社会を救う」挑戦は、皆様の継続的なご支援があって初めて実現できます。 どうか、私たちの「新たなチャレンジ」を、そして「今、懸命に生きている犬猫たち」を、皆様の温かいサポートで応援・ご支援いただけますよう、心よりお願い申し上げます。
NPO法人マザールーフ 代表 原田 敦子
特定非営利活動法人マザールーフ