NEWS病魔が次々とベリーを襲う!それも危ない病状に! 〜 前編 〜

「公園で3ヶ月くらいの赤ちゃん犬が柵に繋がれてカラスが上から狙っています」と朝の犬の散歩に出かけたスタッフから連絡がきました。慌てて見に行くと黒いまだ小さなトイプードルが金網に繋がれていました。泣きもせずキョトンとした目で見つめていました。
可哀そうだし危険なので、誰かが迎えに来るまで傍で見ているようにと伝え、5時間待って誰も来なかったのでマザールーフで引き取った犬です。

ベリー

保護されてすぐの頃と若い頃のベリー

そのベリーも今年で16歳になりました。

 高齢になって病気をするようになりました。特にビックリしたのが、昨年、食欲旺盛なベリーがご飯を食べなかったので病院へ行ったら、盲腸に腫瘍ができていたことです。緊急手術をしてもらいました。あと少し遅かったら亡くなっていました。盲腸が破裂していたのです。
高齢でしたので麻酔の心配はありましたが無事に回復し、2週間ほどで退院して元気になりました。

年末にはひきつけのような症状を発症したので病院へ行きました。
脳の問題なのでMRIを撮らないと本当の病気はわからないとのことでしたが、静脈点滴を毎日してもらい落ち着かせました。
そして血液検査やエコー検査の結果、腎臓の数値が悪くなって腎臓病になっていることが分かりました。
毎日点滴をして少し改善したので今も点滴を週2~3回行っています。

 そんなベリーですが、突然夜中に起きて落ち着かなくなり排尿を数回したので、体に異変があると思いスタッフと夜間救急動物病院に行くべきかと様子を見ていたら、何度も排尿をするし血尿になりました。
最初は薄い血でしたが、時間がたつと真紅の血尿に変わりました。それも次々に排尿をし、真っ赤な血が点々と滴り落ちているのです。
自分たちで見ても膀胱炎だろうとわかるほどです。
いつも診ていただいている獣医師のほうが持病もわかっているのでいいだろうと朝一番で行きました。
エコー検査の結果、膀胱がひどく荒れている状態でした。
その日は注射をしてもらい、酷い症状なので毎日薬と点滴の治療を1週間続けるということになりました。
翌日からは少しずつ血尿は改善していきました。元気も出てきてよかったと安心しましたが、翌々日に夜中の3時ごろに手が硬直し、足や身体が痙攣をおこしました。
この症状は1月に同じ症状が出たことがありました。
しかし、ちょっと厳しい症状だなと思える感じだったので夜間の病院へ行くかどうか悩みましたが、症状が治まってきたので、やっぱりかかりつけの病院へ朝一番で行くことにしました。
高齢なのでいつどんな病気が出てくるのかわらないので、恐怖はありましたが血液検査をして静脈点滴をしてもらいました。
脳に問題が発症していると思われますが、高齢なので麻酔をしてのMRIは危険なので撮らずに薬を飲んで様子をみることになりました。
高齢になって2つの病気が一日挟んで起きたので私たちもドキドキでしたが、おかげさまで改善に向かっています。

高齢の犬や猫を飼っていると突然発症するので本当に怖いと思ってしまいます。

1週間以上たち再検査に行き薬をあと1週間続けて、もう一度再検査で様子を見ることになりました。
ベリーは夜中に目を覚まし排尿をするようになりましたが、散歩もできるようになりました。
しかし突然どんな病気が発症するのか分からないので心配です。
2週間たって薬も飲んで膀胱炎は改善しました。
しかし体の硬直やけいれんは脳の問題なのでいつまた発症するかわかりません。
様子を見て薬だけはもらっておくことにして2週間が終わりました。
散歩もできるぐらい元気になりご飯も食べるので少しほっとしています。

高齢犬ベリー16歳の急性腎不全の回復日記



急性腎不全かも?と診断されたベリーは元気を取り戻しました。



高齢犬や猫の腎臓病の発症を見つけるのはここを注意!



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